杉本健勇さんは大阪府出身。
国籍は日本と公開されており、韓国人ではありません。
しかし一部では「杉本健勇さんが韓国人なのでは?」という噂が浮上しているようです。
今回は、ネットで噂になっている3つの説をご紹介します。
杉本健勇の韓国人説①コリアンタウン生野区の出身
杉本健勇さんは大阪市生野区の出身です。
生野区といえば地元では有名なコリアンタウンとして知られます。
・生野区の外国籍住民の8割近くが、韓国・朝鮮籍(約2万2000人)
・このまちが東京都の新宿区新大久保と並んで大きな在日コリアンのコミュニティである
https://www.jichiken.jp/article/0126/
杉本健勇さんは、この生野区で生まれ育ちました。
そのため、コリアンタウン出身の杉本健勇さんが韓国人なのではないか?という噂が浮上したようです。
ただ、いくらコリアンタウンとはいっても、生野区のなかで韓国人が占める割合は全体の20%程度といわれています。
5人のうち1人は韓国人
という割合で、一般的には高い割合ですが
5人のうち4人は日本人
ということでもあるため、やはり居住する人のほとんどは日本人ということになります。
コリアンタウン出身という理由で「韓国人」と決めつけるのはムリがありそうです。
杉本健勇さんは、自身で「生野魂」という公式ブログを運営しています。
生野区は、木造の長屋やアパート、町工場などがまだまだ残る低所得層の多い地域(インナーシティ)
であり
昔ながらの人情や不屈の精神が残る地域
でもあります。
そんな地域で生まれ育った杉本健勇さんにとって、生まれ故郷はとても大切な場所になっているようです。
杉本健勇の韓国人説②小学生時代の所属チームがコリアン由来
杉本健勇さんは小学4年生のときサッカーを開始。
高学年になると、地元のFCルイラモスヴィジェットというチームに加入しました。
FCルイラモスヴィジェットは、元日本代表MFラモス瑠偉さんと、旧知の仲である在日コリアンの金尚益(キム・サンイク)さんが立ち上げた少年サッカークラブです。
FCルイラモスヴィジェットでは「ウジョン(ハングルで“友情”の意)カップ」を毎年夏に開催しており
その大会には東日本大震災で被害を受けた東北のジュニアチームを招待し、朝鮮学校のサッカー部や韓国のジュニアチームも参加して試合が行われています。
そんなクラブチームの由来や活動が、杉本健勇さんの韓国人説につながってしまったようですね。
ただ、このクラブは
「サッカーは真剣勝負。仲間との絆を深め、心から笑顔で楽しみ、素敵な時間を共有してほしい」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimmyungwook/20180110-00080289
という思いで運営されています。
出生や国籍に関係なく、サッカーを通じて絆を深めるというコンセプトが多くの共感を集めており、国籍を隠す風潮はありません。
・李栄直(リ・ヨンジ):東京ヴェルディ
・金正訓(キム・ジョンフン):サガン鳥栖
も同クラブの出身。
在日朝鮮人であっても、堂々と出生を公開しています。
(仮にもし、杉本健勇さんも韓国人なら堂々と公開しているんじゃないでしょうか。)
杉本健勇さんはFCルイラモスヴィジェットで過ごした少年時代が「人生の転機になった」と話しています。
「でも、そこで鍛えられたんですよね。金さんじゃなかったら、楽しくサッカーをしてるだけだった。あの人じゃなかったらサッカーをやめていたし、プロにもなっていない。金さんと出会ったことが自分の人生の転機になったと思ってます。ホンマに感謝しています」
https://www.frontale.co.jp/f_spot/pickup/2015/11.html
FCルイラモスヴィジェットが杉本健勇さんにとって素晴らしいクラブであることの証ですね。
杉本健勇の韓国人説③ロンドン五輪代表の在日枠疑惑
杉本健勇さんは2012年開催のロンドン五輪にて日本代表に選ばれました。
当時ファンから代表入りを期待されていた大迫勇也さんがまさかの落選。
FW杉本健勇の選出、大迫勇也の落選
https://number.bunshun.jp/articles/-/236033
とメディアでも大きく報じられました。
その人選が、一部のファン反感を買ったようで
「杉本健勇の代表入りは最大の謎」
「杉本健勇の代表入りは在日枠」
などと言われてしまっているようです。
ただし関塚隆監督は杉本健勇さんに対して
「高さとゴール前の迫力に期待している」
https://number.bunshun.jp/articles/-/236033
ときんと選考理由を述べており、大迫勇也さんに対しては
それまでレギュラーだった大迫は、初戦のトルコ戦、相手に力負けすることが多く、印象があまりにも悪かった。その後も途中出場したが、世界基準で考えると1トップとして物足りなさを感じたのだろう。
https://number.bunshun.jp/articles/-/236033
とも報じられています。
やはり在日枠を論ずるにはムリがありそうです。